CADEX Ampサドルに交換して、ある程度走ったのでインプレ的なものを少し・・
CADEXって何やねん

知ってる人はスルーしてください・・
CADEX(カデックス)は世界最大規模の総合自転車メーカーであるジャイアントが手がけるプレミアムパーツブランドです。
サドルの他にホイール、ハンドル、タイヤなどを開発・販売しています。
私が最初に購入したのもジャイアントのロードバイクでした。
ジャイアントのバイクは大型スポーツ店などで売られていて大衆車というイメージが強いことや他ブランドのバイクよりもかなり安かったことからか「ああ〜ジャイアントね・・」と揶揄されることが多かったように思います。

ですがもともとは質実剛健な物作りをするブランド、その理念をビンビンに尖らせて磨いたがCADEXというブランドなのではと勝手に解釈しています。
華やかさは控え目だけどS-WORKS、CANYONよりも工業製品らしいなぁというイメージです。

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Defy3購入から現在に至るまでの経過はこちら

なぜCADEX Amp Saddleを選んだか

・座面が湾曲している

CADEX HPより
座面が湾曲しているサドルが好きです。
交換前の激安アリエクサドルもよく似た形状をしていました。

アリエクサドル 96gと軽い、座面は押すと凹みます

リアが反り上がっているというのが正しいのもしれません。
実際には反り上がっている部分に座ることはありません。
この反り上がっている部分は椅子でいう背もたれのようなものでペダリングの際に坐骨を受け止めて固定する役割をします。
腹圧を意識しながら肘を曲げ、少しだけ腕を押し出すイメージで坐骨をこの部分に押し当てると股関節がものすごく安定します。(パワーも出る)
こういった形状のサドル、かなり少ない気がします。
Selle Smpとか?昔使ってました、懐かしいなぁ・・

・前乗り用に作られている
上記で書いた形状ですので前2/3にしか座れません。
よって深めの前傾、ハイケイデンスで速く走るためのサドル、のんびりサイクリングするサドルじゃないです。(ショートノーズですし)
私の乗り方にピッタリやないか!
・クッション付きなのに軽い
実測130gでした。
クッション付きサドルは軽いものでも160gくらいが普通、130gはかなり軽いです。
サドルは1番高い位置にあるパーツで、軽さはバイクの振りの軽さに影響します。
私のELVES VANYARは軽さに特化させたバイクなのでできれば軽いものをチョイスしたかった。
・穴あきサドル

CADEX HPより
当時アリオネという穴無しサドルでち〇ち〇の感覚が無くなるという怖い思いをしてから穴あきサドルにしか乗っていません。
というか今はサドルの9割くらいが穴あきじゃないのかな?

Fizik ARIONE 骨盤を立てるタイプの人には合うのかな?
ポジション調整

CADEX公式の取説どおりにセッティングします。

CADEX saddle説明書_JPより

取説どおりに取り付けたの図
サドルの端と端を水平ししてはダメです。
角度は取説と同じくらいの水平器で調整、シートポスト高は少し乗ってみてアリエクサドルの時から3mmほど下げました。
前後位置は前傾姿勢での最適位置からほんの少しだけ後ろにセット。
Ampは後ろが反り上がっており、お尻を後ろにずらすとペダルが遠くなるため、実質前2/3しか座れません。
上半身を起こすポジションを取ったときも同じで坐骨が反り上がった部分に乗り上げてペダルが遠くなります。
よってアップライトポジションでお尻を前にずらした際も窮屈にならないように少~しだけ後ろにセットしました。
インプレッション

・ペダリングのしやすさ
メーカー説明「ウイング部分で急速に下がるクラウン形状」「スムーズなエッジと切り詰めたノーズ」のとおり、太ももの付け根・内股がサドルと干渉しません。
リアの反り上がりが坐骨を支えてくれ、ペダリングしやすいです。
※これら2点はアリエクサドルも同じで快適でした
下に書きますがパッドは固めでペダリング中もフワフワせず好みでした。
動きがある坐骨部分にはポリウレタンエラストマー粒子が使われていて変形と圧力分散をうまい具合にしてるようです。
・快適性
メーカー説明に「しなりを排除したカーボンベース」とあるとおり、ベースはカチカチでほとんどしなりません。
クッションは高密度高反発EVAフォームとポリウレタンエラストマー粒子が使われています。
押すと凹みますが座ると固い・・
最低限の振動吸収性を狙った固さなんでしょう・・
快適性を重視するとフワフワしてペダリングしにくいサドルになってしまうので私にはこれくらいがベストという感じ。
座面が反っているぶん、お尻との接触面は増えるのでその点に関しては平たいサドルよりは快適かもしれませんね。

・滑りにくさ
サドル表面は滑らないマットなウレタン地でお尻がずれず快適でした。
POWERサドルと似ていますがこちらの方がより滑らないテクスチャな気がします。(新しいからかな?)
アリエクサドルは滑りやすい合皮だったのでこれは嬉しい。
・前後ポジションの自由度
低いです、1cmもないんじゃないかな?
3.ポジション調整で書いたとおり後ろ2/3には座れませんし、アップライトポジションが快適ではありません。
お尻は痛くなりませんがゆるポタには向いていないと思います。
ロングライドでもある程度の速度で走り抜けたい人(つまり私)用のサドルだと思います。
おまけ

Amp 3D saddle出ましたね。

CADEX HPより
カーボンベースはAmpと同一でクッションが3Dプリント、特徴としては
- 最小限の重量で高い快適性を実現するCADEX独自のGYROID* 3Dプリントパッド
- 部位ごとに密度を変化させ快適性と高いパワー伝達を両立するGYROID* 3Dアッパー
*2D波線を連続的に交差させて形成されるジャイロイドと呼ばれる立体構造 - AIを用いてデザインしたクッション性に優れた低密度のサドル前部は、前乗り時のポジションに最適化
重量は147gとかなりがんばっています。
Amp 44,000円(税込)に対してAmp3Dは59,400円(税込)と3.5割増しの価格です。

CADEX HPより
見た感じ、クッションの厚みはAmpより薄くて3Dプリンタサドルにしては硬そう。
通気性も若干良さそう。
あとは表面の滑りにくさがどうかというところ。
見た目はかなりカッコイイ。
機会があれば現物をさわってみたいですね。
おしまい
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