心拍センサーを10年ぶりに変えたのでレビューします。
今まで使っていた心拍センサー

・Garminプレミアムハートレートモニター
購入したのは10年以上前、もうどこで買ったのかも覚えてません。
CR2032(1個)で1年以上かそれ以上稼働します。
心臓の電気活動を直接測定する心電式。
電気活動=心拍数なので精度はバツグンです。
一方光学式はLED照射の反射量で血中ヘモグロビン密度の変化を測定、それを心拍数に変換しています。
今まで反応がゼロになったことはないですが、ごくたまに異常値が出ます。
原因はだいたいベルトの水分不足。
ベルトごと水でベチャベチャに濡らすと正常に戻ることが多いです。
それでもダメなときは蓋を開けて電池を逆さまにすればリセットできます。
でもこれがすげーめんどくさい・・
小さいプラスネジを4本精密ドライバー外し、戻す必要があります。
ZWIFTレース前とかだとマジか・・となります。
(実走のときはおとなしくあきらめます)
・Magene H64心拍センサー
Garminが寿命かな?と思って新しく買った心拍センサー、同じく心電式。
ハズレ個体だったのか接続が不安定で使用できませんでした。
返品方法を調べましたがよくわからず諦めました。
Garminより軽く、カタログ上電池持ちも良かったっぽいので期待していたのですが・・
COROSについて

カロスです。(コ〇スではない)
2014年アメリカ発で現在は中国をメインに生産・開発を行っている企業のようです。
製品は心拍センサーの他、スマートウォッチ・サイクルコンピュータなど。
私は今回初めて使用しますがジワジワきている注目企業、直近では最大120時間稼働できるサイコンDURAを発売してブルべライダーの注目を集めてました。
ブルベライダーのばるさんがレビューされています。

信頼・安定の王者Garminに追いつけるか!?
COROSと他社心拍センサーの比較

私は胸バンド式の心拍センサーを付けていても圧迫感をあまり感じないタイプ。
でもこの電流で心拍を計測する心電式は接触部の水分量に依存すること、センサー本体とベルトの接触不良等もゼロではないので今回はパス。
ちょっと前からたたみすさん(ヒルクライム年代別優勝もされているめちゃくちゃ速い人)のnoteで光学式のCOROS心拍センサーの記事を見かけてから気になっていました。

比較的信頼できそうな他社光学式心拍センサーとの比較です。
電池 | 防水 | 接続 | 電源 | センサー | 重量(本体) | 実売価格 | |
COROS | 38時間 | 3気圧 | Blutooth | 自動検知 | 5LED 4光検出器 | 約10g | 10,890円 |
POLAR Verity Sense | 30時間 | 50m | Blutooth Ant+ | 押ボタン | 6LED 6光検出器? | 約5g | 13,000円 |
CAT EYE OHR-31 | 24時間 | IPX7 | Blutooth Ant+ | 押ボタン | 2LED 1光検出器? | 約11g | 7,500円 |
・COROS
電池持ちが38時間と長い、週一でロングライドをしても月一充電でいけそうです。
デザインがイケています。
たぶん現存する心拍センサーで一番カッコイイでしょう。
実走時はジャージの袖の中で見えないけどインドア時はテンションを上げてくれます。
替えバンドの色もおしゃれです。(2色あり)
私はGarminウォッチ(Forerunner 965)を持っていること、電池の持ち、あとデザインでCOROSを選びました。
Forerunner 965とEdge840solorの記事はこちら

・POLAR Verity Sense
Verity Sence(ヴェリティセンス)には加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、16MBのメモリーが内臓されており、Garminウォッチのようにトレーニングの記録を取ることができます。(約600時間分)
GPSは内臓されていませんが、ランニング時は専用のスマホアプリを起動すればGPSログも取ることができます。
モードは記録モード(接続なしの単体記録)、心拍モード(接続)、水泳モード(ゴーグルバンドに付けて使用)の3つ。
水泳モードではターンを検知して泳いだ距離を計算してくれるそう。
水泳の記録を取りたい人には良いですね。
ITさんの記事では心拍測定の立ち上がりが遅れる傾向がある(ラグがある)とレビューされていました。

・CAT EYE OHR-31
上のITさんの記事で紹介されているMade In Japanの光学式心拍センサー。
見た目が少し地味だけど、心拍測定の立ち上がりの遅れも少なく有能なようです。
実売7,500円と少し安いけど電池容量が24時間とちょっと短い。
なるべく低価格で信頼できるものを!という人向けか?
内容物など

・内容物と使い方
本体と充電ケーブル、取扱説明書のみです。
充電ケーブルがめちゃ短い、好きです。
マグネット式の充電ケーブルを付けると本体側面のLEDが点灯します。
オレンジ点滅→5%以下
ミドリ点滅→5%以上
ミドリ点灯→充電完了
です。
開封時はオレンジ点滅(残量なし)でした。
アプリをインストールしてblutoothで接続すれば電池残量の確認やファームウェアのアップデートが行えます。
のこアプリなかなか多機能っぽくて、トレーニング負荷やリカバリータイム、HRVなどgarminと同じようなデータを見れるみたいです。(私はGarminConnectを使用)
StravaやTrainingPeaksなどの他アプリとの同期もできるようですね。
・付け心地
胸バンド式はバンドの密着部を霧吹きでベチャベチャにしたり、外ならペロペロしたり(笑)してましたがCOROSはサッと腕を通して二の腕にセットするだけでめちゃ楽です。
冬場にヒヤッとして意味なくドキドキすることもないと思われます。
ベルトの肌触りは胸バンドと大して変わりませんでした。
胸バンド無し、快適やな!(圧迫感あまり感じないっていったの誰や・・)
心拍データの精度

パワーメーターと同様にデュアルレコードで比較します。
いやForerunner965のデータもついでに取るのでトリプルレコードやな!
デュアルレコードの記事はこちら

比較データは心拍の起伏が大きい方が良いので死なない程度にしんどいレースを選びます。
今回はZRacing Range2 Stage 1: Makuri May(A)をチョイス、4分の登りがあるコースを3周するレースです。

1周目登り、みんなメチャ踏むやん・・K.TARO置いてかないで・・

1周目登りをなんとかクリア、最大心拍は173、しんどすぎる・・千切れる自信しかない

2周目登り、ちょっと緩まった感の中ギリギリクリア、最大心拍は175、もうムリ・・

3周目登り、急に元気になる集団なんなん・・みんなアシ貯めてたやろ・・

千切れました、VO2MAXはたまに叩いとかないとダメですね・・
久々のレース楽しいな!
というわけで比較データです。

黒:Forerunner965
赤:COROS
青:Garmin HRM
全体でCOROSとGarminの誤差は0.19%とかなり小さかったです。
一方Forerunner965は3.42%と大きめでした。

急上昇・急下降部をズームした図
心拍急上昇時・急下降時はGaminの立ち上がりが一番早く、COROSがほんの少し遅れる感じです。
Forerunner965は安定せず、たまにロストもしています。
結果COROSは十分優秀でした。
あと・・胸バンド無し、快適やな!(2回目)
おしまい
コメント