私のロードバイクELVES VANYARはリムブレーキ12速のDi2です。
12速Di2はセミワイヤレスですが、有線化すると
・バッテリー持ちが1.5倍になる
・レバーのアップデートがスマホで簡単にできる
・リムブレーキ用レバーは超軽量
というメリットがあります。
12速Di2を有線化するために必要なパーツ・構成・注意点をまとめました。
コンポーネントの組み合わせ

コンポーネントはシマノで、デュアルコントロールレバー(以下レバーに略)はデュラエースST-R9250、フロントディレイラーとリアディレイラーはアルテグラFD-R8150、RD-R8150という組み合わせです。
レバー、バッテリー、ディレイラーの接続はすべてエレクトリックケーブルで繋がっている有線接続です。
※デュラエースST-R9250についての記事はこちら

新型のデュラエースとアルテグラと105

前シリーズまではディレイラーとバッテリー、レバーをケーブルで繋いでいましたが、デュラエースR9200シリーズ、アルテグラR8100シリーズ、105R7100シリーズから無線接続になり、レバーに繋げるケーブルが不要になりました。
バッテリーとディレイラーは従来どおり繋げる必要があるためセミワイヤレスという扱いです。
無線接続はディスクブレーキ仕様のレバーのみ、リムブレーキ仕様のレバーは従来どおり有線接続のみでデュラエースとアルテグラグレードのみ(それぞれの型番はST-R9250、ST-R8150)、105のリムブレーキ仕様のレバーはありません。
グレード・ブレーキ種類別の重量・各機能の比較です。
| 無線接続 | 有線接続 | 重量 | ||
| デュラエース | ST-R9250(リム) | ✕ | 〇 | 230g |
| ST-R9270 | 〇 | 〇 | 350g | |
| アルテグラ | ST-R8150(リム) | ✕ | 〇 | 295g |
| ST-R8170 | 〇 | 〇 | 391g | |
| 105 | ST-R7170 | 〇 | ✕ | 423g |
有線接続で接続している箇所

・リアディレイラーとバッテリー
・フロントディレイラーとバッテリー
・左レバーとバッテリー
・左レバーと右レバー
です。
左レバーと右レバーからそれぞれ線を引っぱってきてジャンクションで1本にまとめてバッテリーに接続することもできます。
一本にするのはバッテリーのポートが3つしかないからです。
前モデルまではジャンクションAというDi2のターミナルのような部品が必要でしたが、新型からリアディレイラーに統合され、全部線で繋がっていればいいだけというシンプルなものになりました。
有線接続のみのメリット

無線接続は新モデルの「売り」ですが、有線接続にもメリットがあります。
1.バッテリーの持ちが無線の1.5倍
ワイヤレスだと約1,000km走れるところ約1,500km走れるようになります。
これは良く乗る人ほど充電回数が減ってメリットが大きいかもしれません。
走り出してから「あっ、昨日充電するの忘れた!」ってなっても乗り切れる可能性が高まります。
また充電回数が減ることでバッテリーの寿命も延びると思われます。
レバー側のボタン電池交換も不要ですが、こちらは1.5~2年もつのでメリットは小ないです。
ほかハッキングを含む外部電波の影響を受けないことなどがありますが、一流選手以外は心配無用かな?
2.レバーのファームウェアアップデートがスマホでできる
ディスクブレーキ用無線接続のレバーST-R9270、ST-R8170、ST-R7170のアップデートはスマホアプリからはできずシマノのSM-PCE02という定価26,000円の機器を使ってパソコンから行う必要があります。(高すぎる・・)
レバーとバッテリーが有線で繋がっているとレバーのアップデートがアプリで簡単に行えます。
26,000円も出せない、ショップにも行きたくないと人はシートポスト(またはダウンチューブ)からバッテリーを取り出してエレクトリックケーブルでバッテリーとレバーを接続すれば同じことが行えます。
有線でもサイクルコンピュータと接続できる?

無線接続と同じように接続できます。
サイクルコンピューターと接続し、ギア表示、D-flyボタンによるページスクロール等、無線接続と同じことが可能です。(サイクルコンピュータによります、私はEdge840solarを使っています)
Edge840solorの記事はこちら

これはそもそもデュアルコントロールレバーにはリアディレイラーに信号を送るのみの機能しか無く、ハブであるリアディレイラーが受けた信号を処理してサイクルコンピュータやフロントディレイラーに信号を送っているからだと思います。
おまけ
ディスクブレーキ用無線接続のレバーST-R9270、ST-R8170は常時有線で接続することも可能です(ST-R7170は不可、ソフトウェアアップデート用のE-portは付いています)
どのみちブレーキケーブルはハンドルとフレーム内に通さないといけないので細い線を1本追加で入れるだけでこれらのメリットが受けられるならこっちの方がいいんじゃなかな~とも思います。
ちなみにリムブレーキ12速Di2にしたいけどできるだけ安い105で組みたいという場合はレバーだけST-R8150で他は電動105にすればOKです。(有線接続です)
おしまい






コメント
コメント一覧 (6件)
はじめまして。森田と申します。
先日、elves falath pro discを購入しました。オールワイヤー式のバラ完で仕上げたのですが、DI2も経験してみたいと思い、YAMATAKEさんの記事を参考にして初のDI2車に変更しようと思っています。
そこで質問なのですが、エレクトリックワイヤーは4本用意すればよろしいでしょうか、また長さも教えて頂けるとありがたいです。
シフターはst-r8150を使用予定です。
よろしくお願いします。
森田さん、こんにちは!
はい4本です。私が購入したのは1.6m/1.0m/0.6m/0.5mです。
1.6m:シーポスからダウンチューブを通って右STIまで
1.0m:シーポスからRD
0.6m:右STIと左STI接続
0.5m:シーポスからFD(短すぎました)
現在はダウンチューブ下にバッテリーを移設したので(記事もあります)すべてのケーブルに余裕がある状態です。
falath pro discのバッテリー搭載位置がわかりませんが実際にメジャーなどで測られてそれぞれ+0.15~0.2mくらいで購入されるのが良いと思います。
長くても困りませんが短いと困ることが多いです(重さほとんど変わりませんし・・)
私はAmazonで購入しました。
品揃えが良いです、リンクを載せておきます。
https://amzn.to/4px6kzx
早速のお返事ありがとうございます。
詳細に教えていただき、とても参考になりました。購入先まで丁寧に教えていただきありがとうございます。
私のfalath proはシートチューブ長が440mmです。ここにバッテリーが入ります。エレクトリックワイヤーの長さを決める参考にしたいので、vanyar のシートチューブ長を教えてください。
私のvanyar rimのフレームサイズはM-48です。
よってシートチューブ長は480mmです。
ありがとうございました。
大変参考になりました。