EliteWheels Drive40Vのベアリングを非接触型に交換しました

前回BBのベアリングを非接触型のものに交換しました。

ペダルが明らかに軽くなり効果を感じたのでホイールのベアリングも交換してみることにしました。

※BBのベアリングを交換した記事はこちら

目次

Drive40Vについているベアリングと交換するベアリング

1.Drive40Vについているベアリング

フロントホイールには型番6803が2個、リアホールには6803が3個6903が1個計6個のハイブリッドセラミングベアリングが使われています。

S&S社製でリング/レースとケージはスチール製ボールはセラミック製のハイブリッドで接触型シールです。

S&S社は中国のメーカーです。

Nepest MAUIなどにも使われています。

(新型NOVAはCEMA社製にグレードアップされています)

私は廉価な製品についてくるセラミックベアリングはあまり信用していません。

安いセラミックベアリングよりしっかりした日本製のスチールベアリングの方が良いと思っています。

ELVES VANYARのBBの件もありましたし、下の記事でもDriveのベアリングの耐久性について触れられています。

2.交換するベアリング

BBで交換したベアリングと同じKOYO(ジェイテクト)さんの非接触ゴムシールのベアリングです。

6803 2RUが5個6903 2RUが1個、BBのときと同じくモノタロウで購入です。

購入したものはこちら

6803 2RU

6903 2RU

交換に使用する工具

1.ベアリングプーラー

ベアリングを引き抜く工具です。

内径8~29mmのベアリングを抜くことができます。

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2.ベアリングプレスツール

ベアリングを真っすぐ圧入する工具です。

簡単な作りの工具ですが、あると作業性が良いのと価格も安いので今回購入してみました。

6803用6903用をそれぞれ1つずつ購入しました。

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ベアリング交換(フロント)

1.キャップを外す

5mmの六角レンチを両側からさし込んでネジ式のキャップを外します。

片方を外すと凹みのついたシャフトが露出しますので細い六角レンチ等を凹みに入れて固定し逆側も外します。

2.ベアリングを抜く

BBのベアリング交換時に使用したBBツールを使用します。

プラスチックハンマーでシャフトを叩いて出す方法もありますが、ハブ・シャフトを痛める可能性があるのでやらない方が良いと思います。

シャフトを使ってベアリングを押し出します。

逆側も同様に作業します。

シャフトは薄いアルミ製でむちゃくちゃ軽いです

使用したBBツールはこちら

BBのベアリングを交換した記事はこちら

3.ベアリングを圧入する

ベアリングプレスツールでまず片側のベアリングを圧入します。

逆側はシャフトを入れてから圧入する必要があるのですが、シャフトが飛び出ている分、押ししろが足りませんので抜き取ったベアリングを写真のように2個重ねて圧入するのですが・・

重ねた1個目のベアリングも半分圧入されてしまい取り外せません!

1.キャップを外す、の2枚目の写真のとおりベアリングはハブの内側に数mmオフセットしています

そこに押し込み用のベアリングも半分圧入されてしまいます

しかたがないので1個目のベアリングの外周をディスクグラインダーで削り、外径少しを小さくするとすんなり外れました。(冷蔵庫で冷やして縮めるやり方もあるみたいです)

あとはシャフトにガタつきが無いか確認してキャップを戻して完了です。

ベアリング交換(フリーボディ)

1.キャップを外してフリーボディを外す

反フリーボディ側のキャップは手で簡単に外せます。

40Vは4爪のラチェット式です。

フロントホイール同様、凹みがありますので同様の作業でフリーボディ側のキャップを外します。

キャップを外すとフリーボディが外せます。

グリスは少なめ、デュラグリスと同色のグリスでした。

戻すときレスポチタンスプレーを足しておきました。

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2.ベアリングを抜く

やっと登場のベアリングプーラーです。

ちなみにここでしか使いません・・悲しい

すこ~しだけあるベアリングの段差に引っかけて抜いていきます。

3.ベアリングを圧入する

ベアリングをツールにセットし圧入します。

ベアリング交換(リアハブ)

1.ベアリングを抜く

フロントホイールといっしょです。

BBツールを使ってシャフトでベアリングを押し出します。

フリーボディ側は6903とひとまわり大きいベアリングが入っています

2.ベアリングを圧入する

6903は1個しかないため、シャフトを入れてから余ったベアリングで押ししろを稼ぐワザは使えません。よって先に圧入します。

フリーボディ側はシャフトが長くまたまた押ししろが足りませんので適当な木っ端をかまして対処します。

あとはフリーボディとキャップを戻して完了です。

空転性能の比較

空転時間と走行時の抵抗はイコールではありませんが参考程度に。

ハブにセンサーを取り付け、15kmから静止するまでの時間を計測しました。

※150kmのならし後に測定、リアのみセンサー込でバランス調整済み、リアハブも同時回転

交換前交換後
フロント5分38秒7分09秒(+1分31秒)
リア2分51秒2分06秒(-45秒)

リア抵抗増えとるやないかい!

フロントは良く回りました

回転速度が遅くなってからが長い、止まる気がしないくらいスムースです。

ちなみにEnduroのセラミックベアリングに打ち換えたキシエリ(妻号に装着)はこれ以上に回ります。

リムがDriveより重いというのもありますけどね。

実走インプレッション

走ってきましたが、まったく違いがわかりません!

150km中、始めの100kmは過去最速Ave33.5km/hで走れましたが、これはたまたま頑張っただけかも・・

たぶん前より遅くなっていることは無いような気がする・・??

信頼性の高いジェイテクトのベアリングに交換したという満足感にだけ浸っておきます。

おしまい

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