以前から少し気になっていたCLIK VALVE(クリックバルブ)、「空気を入れる機会ってそんなに多くないし、今まで通りでいいか」と思っていましたが、空気が抜けにくいとの追加情報が・・
これはメリットが多くなってきたぞということで交換に踏み切りました。
CLIK VALVEとは?

CLIK VALVE(クリックバルブ)は、従来の仏式バルブの使いにくさを解消するために開発された新しい空気注入システムです。
ワンタッチで確実に固定できるのが最大の特徴で、近年サイクリストの間で急速に普及し始めています。
■最初に開発したメーカー
CLIK VALVEは、Clik社が開発した新しいバルブ規格です。(特許あり)
その後、この仕組みに対応したポンプやアダプターを各社が発売し始め、現在は徐々に対応製品が増えてきています。
■CLIK VALVE(クリックバルブ)の長所
① ワンタッチで確実に固定できる
ポンプヘッドを押し込むだけで「カチッ」と接続完了。仏式のように先端を緩めたり、レバー操作をしたりする手間がありません。
② 空気漏れがほとんど起きない
しっかりロックされる構造のため、ポンピング中にズレにくく、接続部からのエア漏れがかなり減ります。特に高圧まで入れるロードバイクでは体感しやすいポイントです。
③ ポンピングが軽い
内部の通路が広く抵抗が少ない構造になっており、従来の仏式よりもスムーズに空気が通ります。
充填スピードが劇的に速くなるというより、1回1回のポンピングが軽くなる感覚に近いです。高圧域でも押し込みやすいのが特徴です。
④ 着脱がとにかく簡単
外すときは引き抜くだけ。仏式のようにヘッドが固くて外れない、勢い余ってバルブを曲げる、といったトラブルが起きにくいです。
⑤ バルブへの負担が少ない
まっすぐ差し込んで固定する構造のため、横方向の力がかかりにくく、バルブコアやチューブを傷めにくいのもメリットです。
⑥ 誰でも扱いやすい
操作が直感的なので、初心者でも失敗しにくく、「空気入れが苦手」という人ほど恩恵を感じやすい仕組みです。
■短所・デメリット
① まだ普及途中の規格
登場して間もないため、仏式ほど一般的ではありません。出先の空気入れ(ショップ・イベント・携帯ポンプなど)では未対応のこともあります。
② 専用ヘッドがないとメリットが半減
仏式ポンプでもそのまま空気は入れられるため互換性はあります。
ただし、ワンタッチ接続・空気漏れの少なさ・軽いポンピングといった利点は、CLIK対応ヘッドやアダプターを使ったときに最も体感できます。
③ 先端が少し長くなる
アダプターを装着する分、バルブ先端の全長がわずかに伸びます。ディープリムなどでは見た目やクリアランスが気になる人もいるかもしれません。
④ 選べる製品がまだ少ない
対応ポンプやアクセサリーは増えてきていますが、仏式ほど種類は多くありません。メーカーや価格の選択肢はこれから増えていく段階です。
■何社から出ている?
Clik社(純正品)、レザイン(LEZYNE)、シュワルベ(Schwalbe)、ウルフトゥース(Wolf Tooth)などから出ています。
バルブは同じですが付属品やポンプヘッドの素材に違いがあります。
Clik社のものを購入すれば間違いありません。
アダプターやポンプヘッドも金属製でしっかりしています。
交換するチューブなど

交換できるのはバルブコアが取り外せるバルブが付いたチューブのみです。
TPUチューブなどでプラスチックバルブとバルブコアが接着されているものには使えません。
今回ホイール3セット分(計6本)交換しますが、そのうち2セットはバルブコアの取り外しが不可のチューブを使用していたためチューブを新調しました。
CYCLAMI TPUチューブ
妻のコーダーブルームFarna105のキシリウムエリートにはCYCLAMIのTPUチューブを。
オール金属バルブでリムブレーキにも使用可能なモデルです。

IRC ブチルチューブ
私のインドア用ホイール、シマノWH-RS300にはIRCのブチルチューブを。
ブチルにしたのは4本ローラー時の静電気対策です。
リムハイト41mmホイールのバルブを交換する

MyBikeの実走用ホイールpacours grimpeur41mm(grimpeur)以下のチューブのバルブを交換します。
pacours grimpeur41mmの記事はこちら


grimpeurにVittoria Conpetision Latexを使用しています。
このチューブはバルブ長が48mm1種類のみのラインナップです。
よってリムハイト41mmのgrimpeurには少し短いため、バルブエクステンダーでバルブを20mm延長していました。
Vittoria Conpetision Latexとバルブエクステンダーの記事はこちら

クリックバルブに交換するとバルブ長が少し長くなります。
思惑どおりエクステンダー無しでも空気が入れられるちょうどいい長さになりました。

クリックバルブ専用のQUIKキャップも購入しました。(レッドは売り切れ!グレーにしました)
片方がエア抜きツール、もう片方がバルブコア着脱ツールになっている優れものです。
ほどよいクリック感でカチっとはまります。
クリック(Clik)製とシュワルベ(SCHWALBE)製バルブコアの違い

左:シュワルベ 右:クリック
今回
クリック社製クリックバルブ&アダプターセットを2個
シュワルベ製クリックバルブを1個
購入しました。
少し違いがありましたので記録として残しておきます。
1.バルブコア
先端金属部の色がクリック:銀色、シュワルベ:真鍮色の違いがあります。
形状やシールなどは両社まったく同じでした。
2.バルブコア着脱ツール
バルブコア着脱ツールが付属しますがクリック:アルミ製、シュワルベ:プラスチック製の違いがあります。
シュワルベの方は強く締めようとするとから回りしてしまいました、強度が足りん。
3.キャップ
トップのロゴの違いの他、形状・表面仕上げが微妙に違います。
シュワルベの方がくびれが大きく、マット感が控えめです。(少しだけツルっとしている)
キャップはシュワルベの方が好みかな~(使わんけど)
クリック (Clik) をポンプヘッドに取り付ける

1.現在使用しているポンプとポンプヘッド
ポンプはTOPEAK(トピーク) ジョーブロースプリント JoeBlow Sprint、ポンプヘッドはクワハラ(KUWAHARA)の HIRAME(ヒラメ) 横型を使っています。
JoeBlow Sprintは空気圧計表示板が上にあって見やすく、押し手も上部がラバーで滑りにくいのでおすすめです。
HIRAMEは10年以上使ってますが、空気漏れも無くパッキンすら換えていません。
スコスコ空気が入ります。
・クリック (Clik) 専用ポンプを買う
・ポンプヘッドをクリック (Clik) 専用に換えてしまう
という選択肢もあったのですが私は
・仏式バルブが使える余地も残しておきたかったこと
・英式バルブにも使えるようにしておきたかったこと
などからHIRAME Pump Head用アダプター米式ユニットを購入しました。
クリック (Clik)のアダプター側(ヘッドの逆側)はネジ切りの米式になっていますので
ポンプヘッドを米式にすることでクリック (Clik)を掴むことができます。

口金を仏式から米式(ゴールド)に交換、レバーをしめて完了、簡単です。
ガッチリ掴んでくれます、もともとL型なので着脱しやすい!
片方が米式になっている英式トンボ口金を掴めばママチャリなどの一般自転車の空気入れにも使えるようになります。(写真右側)
便利です。
エアゲージをクリック専用に加工する

バルブをクリックに交換してもおそらくこのエアゲージは使えます。
すべてのエアゲージのヘッドの奥には仏式バルブの頭を押してエアをリリースするための凸部が設けられており、この凸部がクリックバルブの中央の凹に入る形状であれば同じようにエアをリリースできるため計測可能だということです。
でも・・
カチッと固定された状態で
エアリリースも使えて
リアルタイムで
計測できたら最高やないか・・というわけで少し加工を行いました。
「クリックポンプアダプターでエアゲージ側にネジを切ってねじ込む」という方法です。
※かなり強引な方法なので紹介しておきながらまったくおすすめできません
1.エアゲージ仏式バルブ側のパッキンを外してミニトーチでネジ切り予定箇所を溶かさないように注意しながら温める。
2.クリックポンプアダプターを真っすぐに押し付けながら回転させ、ねじ込む。
1~2山ほどネジ込めたらプライヤーを使って一度奥までねじ込む。
3.逆回転させてクリックポンプアダプターを一度抜き、水道用のシールテープを半分幅に切って2周巻いて再度ねじ込んで完成。
シールテープ無しだと10秒に0.01BARほどエア漏れがありました。
パッキンは不要です。
バルブ交換完了

妻号Farna105はタイヤも交換しました。
Panaracer CLOSER PLUS 28C
1本2,500~3,000円と安いのに、28Cで実測234gとかなり軽量なロード・クロスバイク用タイヤです。

ホイール3セットのバルブ交換が完了しました。(我が家から仏式バルブが消滅しました)
空気を入れてみましたが、バルブヘッドの着脱はとても楽で、着脱時のエア漏れもほとんどありません。
エア流量が1.5倍ということですが、ポンピングの軽さは「ちょっと軽いかな」くらいでした。
おしまい





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