前回(スペック・開封編)に続き、取付・インプレ編です。

旧ホイールDrive40Vでのタイヤ幅

Elitewheels Drive40V+Panaracer AGILEST FAST+Vittoria Latex 5BARで装着
タイヤとチューブはEliteWheels Drive 40Vに使用していたアジリストFAST28cとVittoria competition latexです。

リム内幅19.5mmのDrive 40Vに新ETRTO規格(リム内幅19mm基準)のアジリストFAST28cを5BARで装着するとタイヤ外幅はおよそ28.3mm、だいたい下のサイズ適合表どおりです。
Drive 40Vのリム外幅は28mmなのでホイールからタイヤが少しだけ出ている感じです。

※パナレーレーHP アジリストサイズ適合表より
空力的にはタイヤ幅の方がリム外幅より少し狭いのが良いとされているので、28cより25cタイヤの方が空力は良いでしょう。
ZIPPが提唱するリム/タイヤ105%ルール(リム幅がタイヤ幅よりちょっと広いくらいが一番空力が良い)に則るなら、旧ETRTOのGP5000 25cあたりがタイヤ幅27mmくらいになるのでDrive 40Vにはベストなのかもしれません。
GLIMPEUR41mmでのタイヤ幅

GLIMPEUR41mm+Panaracer AGILEST FAST+Vittoria Latex 4.5BARで装着
リム内幅22.5mmのGLIMPEUR41mm(以下GLIMPEURに略)にアジリストFAST28cを4.5BARで装着するとタイヤ外幅はおよそ30mmとpanaracerのサイズ適合表どおりになります。

※パナレーレーHP アジリストサイズ適合表より


GLIMPEUR41mmの最大リム幅は29.5mmですので(実測は少し狭い)タイヤの方がリムより少しだけ外側に出ている感じです。
リムのタイヤの段差は少なく空力的に良さそうです。
parcoursのテストデータでは、新ETRTO規格の25cタイヤを履いて(タイヤ外幅27mmくらいになる)で運用した方が空力的には良いとなっています。
まあせっかくのワイドリムなので25cの選択は考えられません。
上のパナレーサーのサイズ適合表でも×になっているとおり、タイヤが外れるリスクが高まるのでタイヤメーカーも推奨していません。
フレームとのクリアランス


タイヤとフレームとのクリアランスは、フロントは横は3mm、縦2.5mm。
リアは横5mm以上、BB側はまだまだ余裕です。
30cタイヤが履けるかですが、後ろは余裕ですが前はギリいけるかなーというところ。
(GLIMPEURの装着可能タイヤは25~33mmです)
30cタイヤはリム内幅21mm基準で作られているので28c→30cでも単純にプラス2mmとはならず、プラス1mmちょっとくらいになるかなぁと思います。
30cタイヤは空力的・重量的には28cタイヤより悪くなるのですが、それ以上に乗り心地の良さほかメリットが大きいのかもしれないので後々試すかもしれません。
登り下りを繰り返すロングライド以外では総合的に28cタイヤより楽に走れるのではないかと思っています。
インプレッション

EliteWheels Drive40V、mavic Kcyrium Elite(以下キシエリ)との比較になります。
(キシエリは条件が違いすぎるのでスチールスポークというだけで参考程度)
・空気圧設定

タイヤ空気圧はSRAMタイヤ空気圧ガイドで計算、かなり低めに出ます。
※28cタイヤですがタイヤ幅は実測値の30mmで計算する必要あり、小物とウェアで+2kgしています
前ホイール時(Drive 40V+TPUチューブ)でもこの空気圧ガイドで計算しとおりの空気圧で走ったところ、ダウンヒル時の段差でリム打ちパンクをしてしまったので+0.5BARの空気圧で運用していました。
後で微調整はしますが、今回もとりあえず前ホイール時と同様に空気圧ガイド+0.5BARの
フロント4.3BAR
リア4.5BAR
で設定しました。
ホイール以外は以前と同じで、タイヤはアジリストFAST28c、チューブはVittoria competition latexです。
・漕ぎだし

最初の1~3踏みくらいはDrive 40Vよりもっさりしていると感じました。
これはホイールの硬さよりも空気圧が低い影響が大きい気がします。
少し速度が乗るとDrive40 Vよりも転がる印象です。
立ち漕ぎはDrive 40Vの方が反応が良く、クイックイッと進むので気持ちがいいです。
リムとシューが擦って音がするなどはありませんでした。
・平坦路走行

私の平坦でのパワーは3.0~3.7w/kgくらい、速度は33~40km/hくらいです。
風向き・エアロポジションなどに拠りますが42km/hを超えること殆どありません。
Drive40Vより全速度域で減速感が少ないです。
Drive40Vでは「ペダルを回していないと進まない」と感じることがありましたが、GLIMPEURは40km/h付近でもガシガシ踏まなくても速度を維持できる感覚があります。
スペック編に書きましたがGLIMPEURのリムハイトは41mmですが、リムハイト56mmホイール(リム内幅19mm)よりも空力に優れています。

が、空力面で速いのか、ワイドリムでタイヤの転がり抵抗が減って速いのかはわかりません。(どっちも?)
45km/h~キープはしんどいです、4.0w/kg以上を維持しないと無理なんじゃないでしょうか・・
まあ今の私の実力では無理な領域(1時間くらいならいけそうだけど実走ロングではちょっと・・)
ここら辺の速度域になってくるとエアロフレームとかリムハイト50mm以上のホイールの影響が大きくなってくるんですかね~
・ヒルクライム

Drive 40Vは登坂時、踏んでいる時だけグッと前に進んで下死点付近で減速する感じがしましたが、GLIMPEURは下死点付近でも減速せずスーッとバイクが前に出る感覚があります。
スチールスポークの「バネ感」「タメ」「ウィップ」と表現されるものかなと思います。
Drive 40Vの方がレスポンスは良いですが、GLIMPEURは少々雑にペダリングしてもうまくいなしてくれる感じがします。
・ダウンヒル

ダウンヒルに限らずですがコーナリングの安定性がぜんぜん違います。
もう天と地ほどの差と言っても過言ではないくらい違います(同じタイヤなのに)
タイヤがしっかり路面をとらえてグリップしているのをはっきりと感じます。
まだまだ突っ込める、まだまだ倒せると思わせてくれます。
残念ながら下りでのスピードの伸びの差は感じられませんでした。
ブレーキング

ブレーキがむちゃくちゃ効きます。
Drive 40Vの1.5倍は効くと感じました。(カンパシューBR-BO500X1との組み合わせ)
軽く握ってよく効くのは安心感が違います、スリット入りで見た目はDrive 40Vと似ているのに不思議ですね。

ホイール付属のパッドのも試しましたがこれはまあまあです。(SwissStopと同じくらい)
カンパシューにはだいぶん劣りますが、全く効かないElitewheelsの付属パッドとは雲泥の差です。
HPには
大手ブレーキパッドサプライヤーと協力し、Parcoursブレーキパッドはより柔らかいコンパウンドを使用し、あらゆる状況で予測可能で一貫したブレーキ性能を実現します。
とあります。
・振動吸収性

少しまえにチューブをTPUからラテックスに換えて感動したんですがさらに良くなった印象です。
記事はこちら

ビワイチで舗装面がザラザラになっている区間があるのですが、振動と減速が少ないように感じました。
以前より0.5BARほど低圧なので、段差でタイヤが潰れるのを感じます。
・空気圧の設定

上の振動吸収性や転がり抵抗に直結しますが、どこら辺がベストなのか。
今回設定した前4.3BAR・後4.5BARのほか色々試してみました。
前後5.0BAR
硬くて乗り心地が悪く、跳ねるせいか転がりが悪いです。
もう楽しくない・・ワイドリム+高圧(中圧?)はナシです。
前後4.1BAR
振動吸収性・転がり・グリップとも非常に良いです。
段差でタイヤが潰れるのが感じられるので、リム打ちパンクしないか少し気を使いますが今のところ200km以上走ってパンクはありません。
非常に快適なのでこれからもこれくらいで乗ろうと思っています。
・その他

・36Tスターラチェット
走行時に後輪から聞こえるラチェット音はジィイーーーというセミっぽい音、parcoursの説明にあった「素早い嚙み込み」は意識すると「ちょっと早いかな」と感じる程度でした。
ダウンヒル時のペダルを止めた際の抵抗(減速感)が気になっていたのですが、レスポチタンスプレーを添加したらかなりスムーズに回るようになりました。
・セラミックベアリング
これはただの参考ですが、今回アップチャージしたセラミックベアリングの、ホイールバランス調整後の空転時間はフロント4:38、リア2:44でした。
リムはDrive 40Vより軽いと思いますが、Drive 40Vで交換した非接触シールのベアリングといい勝負、良く回ります。
Drive 40Vのベアリングを交換した記事はこちら

まとめ

良いです。
とにかくワイドリムによる恩恵がデカすぎる!
たまにリムブレーキ・ディスクブレーキ論争?で話題に上がりますが、リムブレーキによって細リム・細タイヤの制限があるならさっさとディスクに移行した方が良いと思いました。
リムブレーキのワイドリムホイールはあっても内幅21mmまで・・
23mm級はこのGLIMPEURしかありません。(フレームとのクリアランス問題もある)
このGLIMPEURのリムプロファイルで少し重くてもいいから10万円くらいのホイールがあったら売れそうな気がします。(妻号用に欲しい)
ホイール高かったし、もうしばらくはリムブレーキ乗るかな~
おしまい





コメント
コメント一覧 (4件)
CADEXの「36 TUBELESS」が内幅は22.4mmで、
内幅ギリギリ攻めた最後のリムブレーキホイールかなと思ってましたが
他にもあったんですね。
当方は、
Campagnolo SHAMAL ULTRA 15C
↓
EliteWheels DRIVE 40V
ですが、
内幅をよりワイドなホイールにした結果など参考にさせて貰います。
おお、他にもあったのですね。
内幅は良いですが外幅26mmはワイドタイヤとの相性・空力が良くない感じですね。
他にはLIGHT BICYCLEの内幅23mm・外幅30・ハイト56mmのFalcon AR56というリムブレーキ用リムがありました。
(今は販売されていませんが頼めば作ってくれるかもしれません)
ワイドは良いですね〜
良くご一緒するBianchi OLTRE PROが平坦速いので
内幅21mmのlun hyper R45(フロント46mmリア54mm)、
LightFast LF CSBとかどうかな?とは考えてましたが
parcours GLIMPEUR 41mmも有りですね。
先月Drive 40Vのタイヤを25Cから28Cに交換しましたが
フレームとのクリアランスから前後30Cまでは入りそうです。
28C以上のタイヤを使用するのであればリム外幅は30mm程度は欲しいところですね~
内幅21mmリムに28Cタイヤ(新ETRTO)を装着するとタイヤ幅は29mmになります。
lun hyper R45もLightFast LF CSBもリム外幅が28mmほどなので空力的に良いとは言えません。
25Cは細すぎ、VITTORIAの26Cがドンピシャです。
28Cや30Cタイヤを装着するとparcoursの比較データ(内幅19mm・外幅27.5mm・リム高56mmとの比較)
のとおり空力的に逆転までいかなくても外幅30mmリムより不利になると思います。
内幅が広いと、エアボリューム増→低圧運用可→転がり抵抗低下なのでこれもまた速くなる要因です。
私も30C試してみたいですね~