NUTON null¹ ROAD 12S / HGの概要

nutoncycling.comより
NUTONは2025年11月1日に発表された日本発のスポーツバイク専用・軽量パーツブランドです。
事業主のおいらの株式会社さんはカーボンホイールGIOO(ジオー)ブランドを取り扱っている会社です。
企画・設計は日本、製造はおそらく中国でしょうか。
軽量スプロケットのnull¹(ヌル)はこのブランドのファーストプロダクトになります。(今のことろはこのプロダクトだけです)
かの有名なホイールカスタムショップArise Performanceさんのxで知り、Ariseさんが取り扱うくらいなら・・ということで購入してみました。
スプロケットはROADとMTBがありROADは19,800円(税込)です。
Ariseさんの投稿で比較されている競合のZTTOの軽量スプロケットSLR Gen3 12sは120g(11-30)で13,000円くらい。

こちらもチェックしていたアイテムでしたが、こちらから多少の金額アップでAriseさん推しなら・・ということで購入しました。
CS-R9200との重量比較

左:NUTON null¹ 11-30 12s 右:Shimano CS-R9200 11-30 12s
実測重量です。(ロックリング込み)
デュラエースCS-R9200(11-30,12s)223.5g、null¹(11-30,12s)143.4gでnull¹のほうが80g軽量です。
(CS-R9200は3000kmほど走ってるのでちょっと減ってるかも)
80gはデカい!!
実はスプロケットは軽量化において、コスパが良いパーツです。
アルテグラのスプロケットCS-R8100(11-30,12s)は285g(実測値)で実売価格12,000円
デュラエースのスプロケットCS-R9200(11-30,12s)は223gで実売価格33,000円
1g500円とか1,000円と言われるロードバイク軽量化の世界で、価格差21,000円で62g軽量化(339円/1g当たり)できるパーツって少ないのです。(スプロケは消耗品だけどね)
アルテグラからnull¹であれば価格差7,800円で142g軽量化できます。(55円/1g当たり)
これは軽量化においては驚異的なコストパフォーマンスです。

参考にロックリング重量です。
デュラエースのロックリングよりも少し奥行が長いんですが重量はほぼいっしょです。
null¹スプロケット単体だと143.4g-5.6gで137.8gですね。(公称値135g)
CS-R9200との形状比較

左:NUTON null¹ 11-30 12s 右:Shimano CS-R9200 11-30 12s
シマノの歯の形状を模倣して作ってあるのかと思いましたが違いました。
一つ一つ歯の形状・深さ・厚みが違うこと、変速ポイントがあることなどは同じですが形状とパターンが違います。

美しいです。
削り出しで作られており、切削精度はかなり高いです。
バリ等は一切ありません。


ロー側3枚はアルミ、残り9枚はスチールで7か所のリベットで接合されています。
リベット位置が不規則なのはなにか理由があるのかな?

フリーハブと噛み合う凸部分はロー側(アルミ)とトップ側の端2断面のみです。
強度の関係かアルミの方は切り欠きなしの形状になっています。
2断面ってシマノに比べて少ないけど大丈夫なんか?と思うかもしれませんが、実はシマノはもっと少ないです。
シマノのスプロケットの歯はロー側の一部を除き独立しているので、仮に17tなら17tの歯の厚さ(1.6mm)だけでハブを回しています。
フリーハブがアルミとかだと食い込んで跡が付いちゃいますよね。

この素晴らしいフィレット(角丸め)を見よ!!
インプレッション

シマノデュラエースCS-R9200との比較になります。
・変速性能
違いがわかりません。(私がにぶいだけ?)
ちゃんと変速するし、もたつくこともありません。
話は逸れますがシマノの変速フィーリングってギアの多段化と電動化のたびにだんだん悪くなってますよね。
ギア間のクリアランスがシビアなこととリアディレイラーの移動が速すぎることでチェーンの移動が追いついていないのだと思います。
リアディレイラーが今までの2倍の速度で移動するということは1/2のケイデンスで変速するのと同じです。
そりゃあスムーズに変速できませんし、ショックも大きくなります。
私は8速(SORA)から使ってますが、あのヌルヌルとした変速フィーリングは好きでしたね。

・音
歯とチェーンラインによりますがガラガラと音がします。
特にロー側から4・5枚目(21・19T)の音が大きいです。
アウターとの掛け合わせでたすき掛けになるからだと推測しますが、気になる人もいるかもしれません。
特にガードレールの横などを走行するときは音が反響して大きく感じられます。
ロー側2枚(27・30T)やトップ側3枚(11・12・13T)はほとんど音がしません。
私はプーリーをたすき掛けに強いCDJのプーリーに交換してあるのでノーマルプーリーだとまた違うかもしれませんね。


・見た目
今回Titanium Goldを選びましたがブロンズとゴールドを足して2で割ったような色あいで非常に綺麗です。(写真はゴールド感強めですが実際はもう少しブロンズっぽい)
Titanium Silverもあり、こちらはロックリングがゴールドになっています。
(装着するとロックリングはほとんど見えなくなりますが)

・軽量化効果
80g軽くなったところで特段速く走れるわけではないんですが、やはり登りでの気の持ちようが変わります。
バイクが軽いとペダルを踏んだときの反発が小さく、バイクがスッと前へ出る気がします。

インナーロー(フロント36・リア30)で斜度が10%までなら3.5W/kg以下で割と楽に登れます。
サドルとチューブを交換、フロントシングルにすれば5kg台に乗せられますね。
エアロも良いけど軽いのもいいよ!
おしまい


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